みなさんこんにちは!院長です。

子宮蓄膿症という病気を知っている方は多いと思います。

女の子の不妊手術を行う理由の一つでもありますよね。

ただ、意外とどんな症状が出るのかが知られていないと感じます。

そのため、重症化してから診察することが多いのではないだろうかと最近考えています。

これはあくまで個人的意見ですが、子宮蓄膿症の症状で多いなーと感じるのが

嘔吐!下痢!多飲・多尿!

です。

それでちょっと様子を見ていると、どんどん具合が悪くなってきた、といった感じで重症化していきます。

子宮蓄膿症は少しでも放置すれば死に至る可能性のある病気で、早期診断、早期治療ができるにこしたことはありません。

中年齢以降(7歳くらい)のワンちゃんで、避妊手術をしていない方、最近水を飲む量が増えてきたなー、よく吐くなー、など感じられる場合はなるべく早く動物病院を受診するとよいでしょう。

ちなみに、発症要因として、「妊娠せずに」高齢になるまで発情を繰り返すこと、と考えられており、内科的治療を行ってもその後妊娠させることは通常無いため、長期的に管理するのは難しい場合が多いです。

どうしても手術ができないような状況、状態であれば内科的治療を試みますが、基本的には最も早くて確実に治す方法は現状、外科手術と考えられます。

以下に当院の手術例を写真でご紹介いたします。

注意!手術写真が表示されます!
執刀直前
注意!手術写真が表示されます!
ぷっくり膨れた子宮が出ていますが、もっともっと膿が溜まって破裂してしまうこともあります。
注意!手術写真が表示されます!
縫合終了

それでは皆様、良いハロウィーンをお過ごしください。

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